楽器のポテンシャルを引き出す イシモリのセルマー・サックス特殊調整
一流の楽器でも、その本来持つ良さを引き出すためにはしっかりとした調整が欠かせません。 イシモリでは、セルマー・サックスを知り尽くした職人による確かな技術で、楽器一本一本のポテンシャルを120%引き出し、最も演奏しやすい状態にチューンナップしております。 イシモリの“セルマー・サックス特殊調整”で、セルマー・サックスならではの『最高級の良さ』を是非味わって下さい。
イシモリでは、新品でもまずは必ず検品します。新品でも時にはメーカーの見落としがある場合もあるため、検品は欠かせません。まずは外見をチェック。
続いて内部のチェックです。光の漏れ具合を見ながら、タンポのセッティングを調べます。新品でもセッティングが異常に悪いものもあるので、あまりにひどいものは返品、交換します。
次に調整に入ります。キーを外してコルクを付けます。微妙なバランスが要求される部分や、ある程度の圧力がかかる部分はプラスチックでコーティングした強度のあるコルクに取り替えます。それにより、コルクの変化が少なく、バランスが狂いにくくなります。 今では一般的になりつつあるこの工程も、実はイシモリが最初に始めたものです。
プラスチック加工したコルクは弾力と強度があり、変化しにくいのに対し、普通のコルクは、ある程度の圧力がかかると変化し易いが、柔らかいので音がしにくいという特徴をもっています。部分に応じて、それぞれ適したコルクを使用しています。
ネックのタンポも小さいですが重要な部分です。細かくチェックして楽器とフィットするように調整し直します。 全てのタンポを調整してバランスを取り直します。タンポが合っていないと、バランスが取れないためこれはとても重要な工程です。
アルト、テナーに関しては、中間のソ♯と下のド♯が演奏中にくっついてしまう事が多いので特殊加工されたくっつきにくいタンポに取り替えることによってスムーズな演奏ができるようになります。 タンポの材料となる子羊の皮は、皮そのものにイシモリオリジナルの特殊加工が施され、水に強く、縮みにくく、固くならない、という性質を持っています。
また、ソプラノに関しては解放ダブルタンポ2箇所、リング状タンポ、中間G♯など最低でも5箇所以上のタンポを交換して調整しています。新品についているリング状のタンポは非常に変化し易く寿命が短いため、イシモリオリジナルの特殊加工を施した長もちするダブルタンポに交換しています。
0.05ミリ単位でスプリングのサイズを取り揃えており、どんな楽器にも対応できます。そして、スプリングの強弱(スプリングバランス)を整え、演奏しやすいスプリングアクションに調整します。スプリング自体が弱ってしまっている場合はスプリングアクションの良いものに交換します。
およそ1週間弱の期間をかけて調整を施したら、いよいよ吹奏チェック。問題がなければ調整完了です。